エネルギーを生み出す
NSESの使命と強みとは
学生の皆さん、NSESはどのような役割を果たしている会社だとイメージしていますか。私が皆さんに伝えたいことは、NSESの仕事は「エネルギーを生み出す会社」ということです。
私たちは「ガス化高温溶融炉」と「ストーカ炉」と呼ばれる、二つの種類の炉を運転でき、同時に「スラグ」「メタル」と呼ばれる資源と電力エネルギーを回収できる仕組みを持っています。つまりごみを資源化、そしてエネルギー化できるのです。
このようにNSESは環境分野に貢献することに加え、広義でのインフラを支える存在になってきています。
カーボンニュートラルと資源循環
未来を見据えたごみ処理、始動
カーボンニュートラルへの取り組み
SDGsの観点から、やはりカーボンニュートラルの取り組みは積極的に行っています。従来の「ガス化高温溶融炉」と比較して、より少ないコークス量で運転できる「低炭素溶融炉」という新しいタイプの炉が開発、運転に成功。これからさらに技術革新が期待できる分野です。
自治体とタッグを組んだ資源化事業
ある自治体では、下水処理場の焼却炉から出された汚泥を乾燥させて燃料化しました。私たちがその燃料を発電に利用し、さらにエネルギーを作り出す事業もスタートしています。
他にも、廃材や「パームやし」の殻などを燃やして電力をつくるバイオマス発電など取り組みは多岐にわたります。
これらすべての取り組みが「ごみからエネルギーを作り出す」、つまり新技術を駆使した地球のため、未来のための事業であると自負しています。
DXへ挑戦!
新しいNSESはスタートしている
より効率的に、そして安全に働きやすくするために、DX(デジタルトランスフォーメーション)を積極的に取り入れています。
たとえば技術部門では「遠隔監視システム」を導入。現場に行かなくても、状況把握や機器操作ができるようになっています。またデータプラットフォームを作成したことで、AIを活用した事象の解析に役立つビッグデータが蓄積されてきています。
これから社会を担うZ世代の方には、こういったデジタル技術を利活用し、どんどん効率化・自動化していることを理解いただき、少しでも興味がある方は、私たちの仲間として新技術を追求してほしいと願っています。
これからの社会を「しなやかに」生きる
NSESは、いい意味で「温かさがある会社」です。社員の皆さんは、真面目でちょっとのんびり、そして非常に仲が良い。それを持ち前の良さとしつつ、原理原則を大切にしながらしなやかな発想で仕事に取り組んでいます。
学生のみなさんには、まず学生生活をきちんと取り組んでほしいと思います。
そのうえで、自分なりの考え方というものを育んでほしいです。こんな知識を持っている、こんなことができるということだけでなく、ひとつのことに対して自分なりの捉え方ができるということが社会では必要だと考えています。
それが物事をしなやかにやってのける力になると信じています。私たちの仕事が暮らしを支えて、さらにエネルギーを創出していることを知っていただき、興味を持っていただけたら幸いです。
日鉄環境エネルギーソリューション株式会社
代表取締役社長